郁達夫選集

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以前フェイスブックで茨木のり子の「落ちこぼれ」という詩を紹介したとき、台湾の友人からこんな反応があった。

「中国語圏にも昔は郁達夫がいたし、今だったら駱以軍がいる、落ちこぼれ/ダメ人間サイコー!」

ダメ人間当事者として、こう言われて読まないわけにはいかない。そう思っていたところ、偶然台北の古本屋で「郁達夫選集」を発見。

奥付には民国56年(1967年)再販とある。

全体的にかなり傷んでいて、紙焼けが激しい。

中表紙には蔵書印が押されている。残念ながら私には何と書かれているのか判別することができない。

「こういう萎びた状態の本を電車の中で読んだりするのが、逆にイケてるんだよ!」という気持ちで購入したものの、古すぎるせいか、実際にページを捲ると酸っぱいにおいが漂ってきて、鼻腔を刺激する。またこれは錯覚かもしれないが、紙に触れると指先がヒリヒリしてくる。大げさすぎか….。

郁達夫、民国15年(1896年)浙江省富陽の生まれ。1913年に来日。中国人留学生のために設けられていた一高特設予科を経て、八高、東大経済学部に進んだ。

デビュー作は日本を舞台にした半自伝的短編小説「沈淪」。主人公は日本の大学で悶々とした日々を送る中国人留学生。恋愛を渇望しながらも、実際の女性を目にすると緊張のあまり言葉が出てこない惨めさや、自慰行為をしては自己嫌悪に陥る様子などが赤裸々に綴られていて、現在で言うところの中二病感が作品全体を貫いている。1921年発表の本作で描かれる主人公の葛藤は、現在を生きる私にとっても決して他人事ではない。文学が世直しのための武器とならなければならなかった1920、1930年代の中国において、個人の小さいけれども同時に切実で普遍的な苦悩を、これだけの強度で表現した作家はあまり多くないのではないか。

1938年12月、郁達夫はシンガポールに渡り、現地の華字紙の編集者として働き始める。1941年12月8日、真珠湾攻撃の約1時間前に日本軍がマレー半島に上陸。郁達夫は日本軍から逃れるためシンガポールを脱出し、インドネシア・スマトラ島に避難。そこで偽名を使って潜伏生活を送ったが、終戦後間もなく行方不明となり、そのまま二度と姿を現すことはなかった。

郁達夫の失踪原因については、戦争犯罪を漏らされたくない日本の官憲によって殺害された、現地の抗日ゲリラに日本のスパイと見なされ処刑されたなど諸説ある。中国現代文学の研究者・鈴木正夫の著書「スマトラの郁達夫」を読む限りでは、日本人に殺された可能性が高いように思えるが、殺害行為に関わった人物の個人情報が明かされていないため、「日本軍による殺害説」は定説になり得ていないらしい。

生前、郁達夫と交流のあった詩人・金子光晴はその著書「三会交友録」の中で以下のように口述している。

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「いまは日本でも郁達夫の研究会ができて、それでぼくのところにも聞きにきてましたが、それはどういうことかというと、今度の戦争で郁さんが南方に逃げたんですよ。それは日本軍の空襲で妻君が死んだからですよ。だいたい、郁さんという人は日本びいきで、日本人に親しみをもっていて、日本に友だちも多いし、それにもかかわらずにそういうことになってしまったので、だからやはりちょっと制止しきれない気持ちがあってね。それに日本軍というのが、あのころひどかったからね。」
「だから一つには反感を持ったと思うし、それで南方へ行ったんだけども、それにはいろいろな説があってね、どれがほんとうか分からないけれども、ある日の夕方、日本軍に連れられていって、それで銃声が聞こえたというの。そこで殺されちゃったの。ぼくらも彼をよく知っているだけに、日本軍のあいだではそういうのが多かったんだなとわかって、かわいそうなことをしたと思ったけれどもね。あるいは、あの人は頭のてっぺんから声を出す人だったからですね、だからあんまりかチャカチャカやって、日本兵に銃剣でやられたんじゃないかなと思ったりね、あまり大げさに反対したんで。ほんとうに戦争時代の日本の兵士というものは動物みたいなもんだからね。またそういうふうに訓練しなくちゃ強くならないんだな。軍隊というのはそんなもんですよ。」(三界交友録、金子光晴、新評社、1976年)
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# by uskay21 | 2017-02-12 21:35 | 本紹介

顔/茨木則子

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我在紐西蘭留學時,住在同一棟宿舍的日本朋友跟我說「你不太像日本人,像中國人。」

中國同學卻說「是嗎? 其實我覺得你有點像韓國人。」

韓國同學激動地反駁「怎麼可能!? 你是個典型的日本人啊!」

我暗中猜測「是不是因為我外貌不起眼,他們都不想把我當作自己人…?」

2014年我去新加坡,住進當地的一家旅館,那裡的員工看到我的臉就說「喔,你一點也不像日本人呢!」我反問「那我像哪裡人?」他非常開朗地回答「泰國人!」

也是在紐西蘭留學時的事,某一晚我與幾位同學在一間餐廳吃飯,坐在我對面的泰國女同學笑瞇瞇地看著我用泰語說幾句,我完全聽不懂,於是問一下坐在我旁邊的泰國男同學,他咔咔笑著告訴我「她說你有點像鱷魚。」我不響…。不過我最近看到自己的照片,心裡不禁感嘆著說「嗯…我的臉確實有一點爬行類的影子。」

剛出生還不到一歲時的我,頭部好長,像是科幻恐怖片「異形」裡出現的地球外生命體「Alien」,因為是這樣,當年我爸把我抱起來說「今後我叫你哎力(Ali)君吧!」

………………………………………
【顔】茨木則子

電車のなかで  狐そっくりの女に遭った
電車上 遇見與狐狸一模一樣的女人
なんともかとも狐である
無論如何真是狐狸
ある町の路地で  蛇の眼をもつ少年に遭った
某市鎮的小巷裡 遇見有蛇之眼的少年
魚かと思うほど鰓の張った男もあり
頰骨大大突出 讓人誤以為是魚的男人也有
鶫の眼をした老女もいて
具有斑鶇之眼的老太太也有
猿類などは  ざらである
猿猴之類的 到處都有
一人一人の顔は
每個人的臉是
遠い遠い旅路の
漫長漫長的旅途
気の遠くなるような遥かな道のりの
那條遙遠的使人差點驚呆的路程
その果ての一瞬の開花なのだ
其盡頭處開花的那一瞬間

あなたの顔は朝鮮系だ  祖先は朝鮮だな
你的臉屬朝鮮系 祖先來自朝鮮吧
と言われたことがある
有人對我這麼說過
目をつむると見たこともない朝鮮の
閉起眼睛就那從來沒有看過的 朝鮮的
澄みきった秋の空
透著污濁的秋空
つきぬける蒼さがひろがってくる
其滲透至盡的藍色心眼中展開來
たぶん  そうでしょう  と私は答える
或許 是吧 我回答

まじまじと見入り
目不轉睛地盯著我
あなたの祖先はパミール高原から来たんだ
你的祖先一定來自帕米爾高原
断定的に言われたことがある
有人斷定地對我這麼說過
目を瞑ると
合上眼簾
行ったこともないパミール高原の牧草が
那去也沒去過的帕米爾公園的牧草
匂いたち
其香味湧上來
たぶん  そうでしょう  と私は答えた
或許 是吧 我回答了
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# by uskay21 | 2017-02-12 21:25 | 詩歌

岩波文庫90周年

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我翻開2017年1月1日刊的朝日新聞,看到『岩波文庫創刊90週年』的廣告。走進一家書店,無論其選書多平淡或多糟糕,只要店內某處陳列著幾排岩波文庫系列的書,我的精神便得到一定的滿足,有種『嗯….還是合格吧!』的感覺。岩波文庫在我心目中就是這樣的存在。

我下班的路上,吉祥寺站內有一間書店,是那種日本時尚・生活雜誌的『本屋特集』裡很少有機會被介紹的普通連鎖書店,但其店裡的一偶有一整套岩波文庫。差不多每晚上,我忍不住逛一逛此書店,總是走到有岩波文庫的那一排書架前,呆望著那些古今中外的名著,撫摸著書想『很多經典我還沒有看過呢』,並再一次認識『這無垠的書海裡,不管我付出多少,自己終究還是如此渺小的存在。』

我不會因此感到沮喪,這種感覺則使我焦慮的心情平靜下來。啊我不太會解釋為何會這樣…。總之,岩波文庫對我能夠發揮療愈心靈的作用。。

以下分別是岩波文庫1927年創刊以來銷量最多的十本書和最近五年銷量最多的十本。

岩波文庫1927年創刊以來銷量最多的十本
1 蘇格拉底的申辯・克里多
柏拉圖/九保 勉 譯
2 少爺
夏目漱石
3 論語
金谷 治 譯注
4 心
夏目漱石
5銀之匙
中 勘助
6 馬克思 恩格斯 共產黨宣言
大內兵衛・ 向坂逸郎 譯
7 善的研究
西田幾多郎
8 歎異抄
金子大榮 校注
10 古事記
倉野憲司 校注

最近五年銷量最多的十本
1 自選谷川俊太郎詩集
2 茨木則子
3 大江健三郎自選短篇
4 善的研究
西田幾多郎
5 至後世的最大遺物 丹麥國之話
內村鑑三
6 二十年危機(1919—1939)——國際關係研究概述
愛德華·卡爾
7萬葉集(一)
8 西行全歌集
久保田 淳・吉野朋美 校注
9 文語譯 新約聖經 詩篇附
10 存在與時間(一)
海德格尔
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# by uskay21 | 2017-01-03 12:05 | 本紹介

イムジン河・臨津江・림진강



1968年前後,The Fork Crusaders在電視節目上演唱一首朝鮮歌『臨津江』。此唱片因歌詞內容涉及朝鮮半島的分裂問題,而唱片公司自主決定中止發售。無論如何,The Fork Crusaders當初想要發表『臨津江』,是因為他們在某種程度相信這樣的歌曲會觸動不少日本歌迷的心弦吧。1968年的日本大眾自然而然地接受其歌詞的含義,同情朝鮮老百姓遭受的困難而感動。是這樣嗎? 學運蓬勃的那個時代,日本社會中瀰漫著什麼樣的氣氛? 活在的當下的我來說,這已經有點難以想像了。
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【イムジン河・臨津江・림진강】
作詞:朴世永原詩、譯詞:松山猛訳詞、作曲:高宗漢
イムジン河 水清く とうとうと流る
臨津江 水清清 滔滔流去
水鳥 自由にむらがり 飛び交うよ
水鳥們 自由地聚集 飛來飛去
我が祖国 南の地 想いははるか
我祖國 南方之地 心馳遠方
イムジン河 水清く とうとうと流る
臨津江 水清清 滔滔流去
北の大地から 南の空へ
自北方大地 至南方之空
飛び行く鳥よ 自由の使者よ
飛出去的鳥啊 自由的使者啊
誰が祖国を 二つに分けてしまったの
到底誰把祖國 分成兩半
誰が祖国を 分けてしまったの
到底誰把祖國 分成兩半
イムジン河 空遠く 虹よかかっておくれ
臨津江 彩虹啊 悠遠的天空上掛著吧
河よ 想いを伝えておくれ
河流啊 把思念傳出去吧
ふるさとを いつまでも忘れはしない
故鄉啊 我永遠不會忘記
イムジン河 水清く とうとうと流る
臨津江 水清清 滔滔流去
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# by uskay21 | 2017-01-02 23:09 | 音楽紹介

悲しくてやりきれない(無法承受的悲傷之情)



1968年日本一個民歌製作集團The Folk Crusaders準備發表一首朝鮮歌『臨津江』,但因一些政治理由(歌詞內容直接談到南北朝鮮分裂以及從此而來的悲哀之情),唱片公司最後決定中止發片。

原來的計劃消滅,那該怎麼辦呢?著慌的唱片公司對The Folk Crusaders的作曲人・加藤和彦說『請你三個鐘頭內寫新曲』,並把他推進社長室,鎖門。陷入軟禁狀態的加藤和彥先把『臨津江』的樂譜寫下來,從尾到頭的看著音符想一想,主旋律便浮現於腦海中,於是他拿起吉他彈來彈去,而不到兩個鐘頭寫出了這首『悲しくてやりきれない』(無法承受的悲傷之情)。

同一天加藤和彦與唱片公司的人一起拜訪童謠作詞家、詩人・佐藤八郎的住宅,邀請他寫歌詞。一個禮拜後歌詞寄過來,加藤和彦把它翻開來過目一下,便想『這麼悲傷的歌詞…行嗎?』

創作歌手・Kotringo翻唱的『悲しくてやりきれない』(無法承受的悲傷之情)在『謝謝,你在這世界的一偶找到我』的開頭中響起,那一瞬間我的淚腺徹底潰決(太快,還有120分鐘)眼窩裡的淚水太滿,我以為眼球會掉落。

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『悲しくてやりきれない/無法承受的悲傷之情』
作詞:佐藤八郎、作曲:加藤和彦
胸にしみる 空のかがやき
滲透心底的 天空的照耀
今日も遠くながめ 涙をながす
今日又仰望著 流下眼淚
悲しくて 悲しくて
悲傷啊 真的好悲傷
とてもやりきれない
怎麼也無法承受
このやるせない モヤモヤを
這消除不了的憂愁 鬱鬱之感
だれかに 告げようか
到底說給誰 才好呢?

白い雲は 流れ流れて
白雲 飄著飄著
今日も夢はもつれ わびしくゆれる
糾纏成一團的夢今日又 淒淒涼涼地搖晃
悲しくて 悲しくて
悲傷啊 真的好悲傷
とてもやりきれない
怎麼也無法承受
この限りない むなしさの
這無限的 空虛
救いは ないだろうか
難道沒有救贖嗎?

深い森の みどりにだかれ
被深邃的森林之綠蔭擁抱著
今日も風の唄に しみじみ嘆く
今日又聽者風之歌 深深地感嘆
悲しくて 悲しくて
悲傷啊 真的好悲傷
とてもやりきれない
怎麼也無法承受
このもえたぎる(注) 苦しさは
這猛烈燃燒的 苦悶之情
明日も 続くのか
明日也 會持續嗎?

原版(The Folk Crusaders)


小田切讓演唱版,自2005年的電影『パッチギ(奔放青春)』

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# by uskay21 | 2017-01-01 21:00 | 音楽紹介


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